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YouTube の二言語字幕:7 つの拡張機能を比較

Read Frog、Language Reactor、イマーシブ翻訳、Trancy、InterSub、Dualsub、BilingualTube は、どれも YouTube に二言語字幕を付けられます。対応サイト、字幕のない動画への対応、見ながら単語を調べて保存できるか、オープンソースかどうか、対応ブラウザを比べました。

RF作者 Read Frog Team

YouTube で語学を学ぶなら、たいてい最初に入れるのが二言語字幕の拡張機能です。原文と訳文が上下に並ぶので、聞き取れなかった文もひと目で確かめられます。この種の拡張機能はたくさんあり、どれも似て見えますが、違いが出るのは次のような点です。

  • YouTube 以外に、Netflix などのサイトでも使えるか
  • 字幕のない動画ではどうなるか
  • 知らない単語をその場で調べて、復習用に保存できるか
  • オープンソースかどうか、どのブラウザで動くか、何が有料か

以下では、よく使われている 7 つの拡張機能を、この観点で順に見ていきます。Read Frog は私たちが開発しているので、最初に取り上げます。ほかの拡張機能に関する情報は、それぞれの公式サイト、ヘルプドキュメント、ストアの掲載ページ、GitHub によるもので、2026 年 10 月に確認しました。拡張機能は頻繁に変わるので、インストールの前にそれぞれのサイトで確かめてください。

早見表

拡張機能YouTube 以外字幕がないとき単語を調べて保存オープンソース
Read FrogX、NetflixAI 文字起こし(Pro)クリックで調べる。保存した単語は FSRS で復習✓
Language ReactorNetflix音声認識(Pro)クリックで調べる。単語保存のフル機能は Proいいえ
イマーシブ翻訳Netflix などAI 字幕(Pro)選択翻訳。単語の保存は記載なしいいえ
TrancyNetflix、Disney+ などAI 字幕(Premium)ホバーで調べる、単語保存、フラッシュカードいいえ
InterSubNetflix、Prime Video など非対応ホバーで調べる、単語帳、Ankiいいえ
DualsubViki、WeTV など——いいえ
BilingualTubeなし—なし✓

「—」は、公式サイトにもストアの掲載ページにも記載がないことを示します。対応ブラウザは、以下の各拡張機能のセクションに記載しています。

1. Read Frog

動画字幕、ページ翻訳、選択範囲の翻訳をひとつにまとめた、オープンソースのブラウザ拡張機能です。動画を見ていて出会った単語は、保存してフラッシュカードにできます。

  • 対応サイト:YouTube の通常の動画、Shorts、他のサイトに埋め込まれた YouTube プレイヤー、X(Twitter)の動画、Netflix の作品。
  • 字幕と翻訳:動画にもともとある字幕を、無料の Google 翻訳や Microsoft 翻訳、OpenAI・DeepSeek・Gemini などの LLM、または Ollama で動かすローカルモデルで翻訳します。字幕のない動画は、AI が音声を文字起こししてから、その結果を翻訳できます。
  • 見ながら学ぶ:字幕にマウスポインターを乗せている間は、動画が一時停止します。原文の行のどの単語でもクリックすると、AI 辞書がその行の文脈に沿って解説します。辞書の代わりに、自分で作ったカスタム AI アクションを使うこともできます。結果を Notebase に保存し、カードテンプレートを加えれば、FSRS アルゴリズムが復習のスケジュールを組みます。ほかに、AI スマート区切り、動画の字幕全文、AI 要約もあります。
  • オープンソース:はい(GPL-3.0)。
  • 料金:字幕付き動画の翻訳は無料です。AI 文字起こしには Pro または Ultra が必要です。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox。

動画を見る、文章を読む、単語を復習する。そのすべてをひとつの拡張機能で済ませたい人に向いています。詳しくはYouTube の二言語字幕をご覧ください。

2. Language Reactor

古くからある語学学習の拡張機能です。Netflix と YouTube のプレイヤーに二言語字幕と学習ツールを加えるほか、記事や本を取り込んで読めるウェブサイトもあります。

  • 対応サイト:Netflix、YouTube。
  • 字幕と翻訳:無料プランでは、プラットフォームが提供する字幕を使います。Pro では、Netflix の音声トラックの音声認識、YouTube での強化された音声認識、機械翻訳が加わります。
  • 見ながら学ぶ:字幕の単語をクリックすると意味が表示されます。AI 辞書の Lexa もあります。保存した単語は、リスニング練習の PhrasePump で再び出てきます。無料プランで単語を保存できるのは PhrasePump の中だけで、それ以外の場所での保存や Anki へのエクスポートには Pro が必要です。
  • オープンソース:いいえ。
  • 料金:無料プランと、無料トライアル付きの Pro サブスクリプションがあります。
  • 対応ブラウザ:Chrome のみ(デスクトップ)。

主に Netflix を見ていて、すでに Anki を使っている人に向いています。詳しい比較はRead Frog vs Language Reactorをご覧ください。

3. イマーシブ翻訳

イマーシブ翻訳(Immersive Translate)は、ウェブページの対訳翻訳で最もよく知られています。ウェブページ、PDF、動画、画像に対応し、iOS と Android のアプリもあります。

  • 対応サイト:YouTube、Netflix のほか、Prime Video、Coursera、Udemy などの動画サイトや講座サイト。
  • 字幕と翻訳:動画にもともとある字幕を翻訳します。字幕のない動画では、Pro なら AI で字幕を生成できます。翻訳サービスの選択肢は多く、ChatGPT、DeepL、DeepSeek、Gemini などがあります。
  • 見ながら学ぶ:選択翻訳とホバー翻訳に対応しています。単語の保存、復習、フラッシュカードについては、公式サイトに記載がありません。
  • オープンソース:いいえ。初期のオープンソース版は 2023 年にアーカイブされました。
  • 料金:YouTube の二言語字幕は無料プランで使えます。YouTube 字幕のエクスポートなどの機能には Pro が必要です。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox、Safari。

主にウェブページや文書を翻訳していて、ついでに二言語字幕も使いたい人に向いています。詳しい比較はRead Frog vs イマーシブ翻訳をご覧ください。

4. Trancy

動画での語学学習を中心にした拡張機能です。スマホアプリとデスクトップアプリもあります。

  • 対応サイト:YouTube、Netflix、Disney+、TED、Coursera、Udemy など。
  • 字幕と翻訳:プラットフォームの字幕を翻訳します。無料プランでは Google 翻訳を使い、ほかの翻訳サービスも選べます。有料プランでは LLM も使えます。字幕のない YouTube 動画は、Premium の AI 字幕で音声を文字起こしできます。
  • 見ながら学ぶ:字幕にカーソルを合わせると単語を調べられます。単語や文を保存でき(無料プランは上限あり)、フラッシュカードで練習できます。保存した項目は Trancy の学習センターに同期され、そこでの復習は FSRS に沿って行われます。
  • オープンソース:いいえ。
  • 料金:無料プランと Premium があります。AI 字幕、AI 文法解析、動画の要約は Premium の機能です。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox、Safari。Brave と Arc にも対応しています。

複数の動画サービスで視聴し、スマホでも学習を続けたい人に向いています。

5. InterSub

デスクトップのブラウザ向け拡張機能で、ウェブ版の単語帳と、復習用の Telegram ボットがあります。

  • 対応サイト:YouTube、Netflix、Prime Video、HBO Max、Disney+、Crunchyroll、TED など。Coursera や Udemy などの講座サイトにも対応しています。
  • 字幕と翻訳:プレイヤーにもともとある字幕トラックを、YouTube の字幕翻訳も含めて無料で使えます。自分の言語のトラックがない場合は、有料の AI 字幕翻訳が原文の行を翻訳します。音声から字幕を作る機能はありません。
  • 見ながら学ぶ:単語にカーソルを合わせるとポップアップ辞書が開き、動画が一時停止します。調べた単語は自動で単語帳に保存されます。Telegram ボットで間隔反復による復習ができるほか、Anki に同期することもできます(単語帳全体の同期は有料プラン)。
  • オープンソース:いいえ。
  • 料金:無料プランでは、AI 字幕翻訳を除いて二言語字幕を無制限に使えますが、単語を調べられる回数には月ごとの上限があります。ほかに従量課金のパックと Premium があります。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox。

字幕がもともと用意されているプラットフォームを、いくつも使って視聴する人に向いています。

6. Dualsub

二言語字幕の機能だけに絞った、シンプルな画面の拡張機能です。

  • 対応サイト:YouTube のほか、iQIYI(iq.com)、Viki、Youku、WeTV など。更新履歴によると、Netflix と Disney+ への対応は終了しています。
  • 字幕と翻訳:動画にもともとある字幕を使います。AI 翻訳は Dualsub 自身のサーバーで処理され、API キーが必要です。無料枠があり、それを超えた分はプリペイドのパックになります。ドキュメントに記載されている原文の言語は英語のみです。
  • 見ながら学ぶ:単語を調べる機能や保存する機能について、公式サイトに記載はありません。
  • オープンソース:いいえ。
  • 料金:拡張機能は無料です。AI 翻訳はプリペイド制です。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox。

英語の YouTube 動画に二言語字幕を付けたいだけで、学習機能は要らない人に向いています。

7. BilingualTube

YouTube の二言語字幕だけを扱う、小さなオープンソースの拡張機能です。

  • 対応サイト:YouTube のみ。
  • 字幕と翻訳:YouTube の字幕を使います。YouTube 自身の翻訳があればそれを優先し、なければ翻訳サービスを呼び出します。Microsoft 翻訳ならそのまま使え、自分の OpenAI API キーを追加することもできます。
  • 見ながら学ぶ:なし。
  • オープンソース:はい(GPL-3.0)。
  • 料金:無料。
  • 対応ブラウザ:Chrome、Edge、Firefox、Safari。

YouTube 用に、軽くてオープンソースの二言語字幕拡張機能がほしい人に向いています。

選び方

  • 動画の内容がわかればいい:どれでもできます。字幕付きの YouTube 動画なら、Read Frog、Language Reactor、イマーシブ翻訳、Trancy、InterSub、BilingualTube のどれでも無料で二言語字幕を表示できます。
  • 見ながら単語を覚えたい:その場で単語を調べられて、保存したものを復習する手段もあるかを見てください。Read Frog、Language Reactor、Trancy、InterSub には、この一連の流れがそろっています。違いは復習する場所で、拡張機能の中、提供元のウェブサイト、Telegram、Anki のいずれかです。
  • 字幕のない動画をよく見る:Read Frog、イマーシブ翻訳、Trancy、Language Reactor など、音声を文字起こしできるものを選んでください。いずれも有料の機能です。
  • オープンソースとデータの扱いを重視する:Read Frog と BilingualTube はオープンソースで、コードは GitHub で公開されています。
  • Chrome を使っていない:Language Reactor は Chrome 専用です。Edge、Firefox、Safari を使っているなら、上の各セクションの「対応ブラウザ」を確認してください。

よくある質問

字幕の拡張機能を 2 つ同時に使えますか?

両方インストールすることはできますが、1 本の動画で字幕をオンにするのはどちらか一方だけにしてください。そうしないと、画面に字幕が 2 層重なって表示されます。

YouTube だけでも字幕を翻訳できるのでは?

YouTube の自動翻訳で表示できるのは、一度にひとつの言語だけです。二言語字幕の拡張機能なら原文と訳文を同時に表示できるので、語学学習に役立ちます。拡張機能によっては、翻訳サービスを選んだり、字幕の中の単語をその場で調べたりもできます。

字幕のない動画に対応した無料の拡張機能はありますか?

この 7 つのうち、音声から字幕を作れるのは Read Frog、Language Reactor、イマーシブ翻訳、Trancy で、いずれも有料です。Read Frog の AI 文字起こしには Pro または Ultra が必要です。

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