使い方の例
自分のノートとカードに対して AI アシスタントに頼む価値のあること。入力するプロンプト、使われるツール、必要な権限をそれぞれ示します。
以下はどれも、実際に入力できるプロンプト、そのときアシスタントが使うツール、そして動かすのに必要な最小の権限をセットにしたものです。自分が使う例に必要な分だけを許可してください。それぞれの許可が何を差し出すことになるのかは権限グループにあります。
ほぼすべてに共通する前提が 1 つあります。ノートはフィールド名ではなくフィールド ID に対して保存されます。そのため、行儀のよいアシスタントは最初の書き込みの前に Notebase のスキーマを読みます。読まずに推測し始めたら、先にスキーマを読むよう伝えてください。
集める
会話に出てきた単語を保存する
いま話していた金融の意味での "hedge" を、英語の Notebase に、既存のノートと同じ書き方で保存して。
get_notebase_schema → create_notes · notes:write
アシスタントはまずフィールドを読み、そこに書かれた形に合わせてノートを 1 件書き込みます。当てはまりそうな Notebase を複数持っているなら、どれなのかを伝えてください。その Notebase にすでにカードテンプレートがあれば、新しいノートはその場でカードになります。
PDF や記事を構造化されたノートにする
これは 1 章分の PDF です。B2 レベルでは知らなさそうな語を抜き出して、定義と出てきた文を添えて英語の Notebase にそれぞれ保存して。
get_notebase_schema → create_notes · notes:write
文書を読むのはアシスタント自身のファイル機能やブラウジング機能です。Read Frog は出てきたものを保存するだけです。create_notes は 1 回の呼び出しで最大 50 件を書き込み、どれか 1 件でも衝突すればそのバッチ全体を巻き戻します。そのため長い章は、全か無かの 1 回の書き込みではなく、いくつかのきれいなバッチとして入ってきます。
うろ覚えのノートを探す
前に「あてもなく歩く」という意味の単語を保存した気がします。英語の Notebase から探して。
list_notes · notes:read
検索は 2 文字以上の、大文字小文字を区別しない単純な部分一致で、一度に検索できるのは Notebase 1 つ、しかもテキストのフィールドしか見ません。数値、日付、チェックボックス、選択肢の値は決して一致しません。もっと曖昧に探したいときは、Notebase を一覧させてアシスタント自身に判断させてください。
構造を作る
Notebase とフィールドをアシスタントに設計させる
ドイツ語を始めます。単語用に必要だと思うフィールドを備えた Notebase を用意して。ただし何か作る前に計画を見せて。
create_notebase → create_notebase_field · notebases:write
create_notebase は空の Notebase を作ります。最初のフィールドを一緒に指定することもできますが、ノートは必ず別の手順です。先に計画を見せてもらう 1 往復には意味があります。フィールドの型はあとから変更できず、変えられるのは名前と選択肢だけだからです。
カードテンプレートを生成させる
私のドイツ語の Notebase を見て、認識用のカードを作って。表面に単語、裏面に意味と例文。
get_notebase_schema → create_card_template · card_templates:write と notebases:read
テンプレートはフィールドを ID で参照します。だからスキーマの読み取りが先に来ます。テンプレートを作成すると、その Notebase にすでにあるすべてのノートのカードが生成されます。400 件のノートがある Notebase なら、テンプレートが保存された瞬間に 400 枚のカードが増えます。
表示が崩れているテンプレートを直す
ドイツ語のカードの裏面に、例文ではなくフィールドがそのまま出ています。カードを 1 枚見てテンプレートを直して。
get_card → get_card_template → update_card_template · card_templates:write と notes:read、study:read
これを可能にしているのが get_card です。生成後の表面と裏面が返るので、アシスタントはパターンを頭の中で推測するのではなく、実際の出力を見て判断できます。
フィールドを整える
英語の Notebase の「品詞」フィールドが自由入力でぐちゃぐちゃです。実際に使われている選択肢だけを持つ選択式に変えて。
get_notebase_schema → list_notes → update_notebase_field · notebases:write と notes:read
フィールドの型は固定なので、これは変換ではなく、名前と設定の変更です。選択肢を 1 つ削除すると、その値を持っていたすべてのノートからその値が消えます。テンプレートが参照しているフィールドは、そもそも削除できません。
足りていないものを埋める
例文・品詞・発音を後から埋める
英語の Notebase を見て、例文・品詞・発音のどれかが空いているノートを埋めて。ほかは触らないで。
list_notes → update_note · notes:write
update_note は統合します。触れていないフィールドは値を保ち、null を渡したときだけ意図的に消えます。各更新はそのノートの現在のタイムスタンプを伴うため、その間に何かが変わっていた場合、書き込みは自分の編集を上書きせずに失敗します。そのときアシスタントは、そのノートを読み直してやり直すべきです。この処理は 1 回の呼び出しで 1 件なので、大きな Notebase は何度かに分けて進むものと考えてください。
学習する
今日は何を復習すればいいか
今日は何が待っていますか。だいたいどれくらいかかりそう?
get_study_stats → list_cards · study:read、カードの内容も見るなら notes:read
get_study_stats は指定した日の Notebase ごとのキューの件数を返し、list_cards はスケジュールの状態で絞り込んで、その件数の中身を見せられます。
復習キューを取得するツールはありません。期限が来たカードの一覧は、復習画面が出してくる順番ではありません。アプリは 1 日の上限、兄弟カードの規則、そして独自の並び順を適用しますが、カードを一覧するだけではそのいずれも再現されません。これはキューそのものではなく、作業量の下見だと考えてください。
会話の中で復習する
私のドイツ語の Notebase から、期限の来たカードを 10 枚出してテストして。表面を見せて、答えを待って、結果を記録して。
list_cards → record_review → undo_review · study:write と notes:read
これは実際に動きますし、いちばん慎重になるべき使い方です。アシスタントが記録する評価は 1 件ずつ本物の復習です。FSRS はそこからカードの安定性、難易度、次回の期日を更新します。自分でボタンを押したのとまったく同じです。復習の記録にはタイムゾーンも必要です。その復習がどの学習日に属するかを決めるからで、アカウントに一度も保存されていない場合、呼び出しは推測せずに失敗して、それを尋ねてきます。undo_review は誤って評価されたときに、カード 1 枚の直近の復習だけを巻き戻します。
難しすぎるカードを今日だけ隠す、または止める
さっきのカードがまったく身につかず、落とし続けています。しばらく出さないようにして。
set_card_suspended / set_card_buried · study:write
今日スキップはその日のあいだカードを隠し、永久停止は自分で戻すまで出さないようにします。どちらも同じツールで元に戻せます。
最近の成果を振り返る
ここ 2 週間はどうでしたか。いつも間違えているものはありますか?
get_study_stats → list_review_history · study:read
list_review_history は自分の復習記録を返します。評価と時間で、Notebase やカードで絞り込めますが、ノートの内容は含まれません。落とし続けている単語そのものをアシスタントに挙げてほしいなら list_cards と組み合わせてください。その場合 notes:read が増えます。
1 日の上限を変える
ほかのことも重なって、1 日 20 枚の新規カードは多すぎます。ドイツ語の Notebase は半分にして。
get_study_settings → update_study_settings · study:write
この 2 つが触れるのは、1 日の新規カード上限、1 日の復習上限、記憶保持率だけです。名前の変更も削除もできません。
後片付け
どのアカウントに接続しているか確かめる
どの Read Frog アカウントに接続していますか?
whoami · account:read
アカウントを複数持っているとき、あるいはアシスタントに何かを書き込ませる前に、1 往復使う価値があります。
要らなくなったものを片付ける
英語の Notebase に重複した項目があります。一覧にして余分なほうを削除して。ただし先に一覧を見せて。
list_notes → delete_note · notes:write
ここでの削除は元に戻せず、連鎖します。削除されたノートは、そのカードと復習履歴を連れていきます。delete_notebase はさらに進んで、Notebase をまるごと消します。フィールド、ノート、テンプレート、カード、復習記録のすべてです。削除の前に一覧を見せてもらってください。
